都農神社の奥宮とされる瀧神社は、都農神社の北北西1.2kmほど、牧内山の麓の藤見地区に鎮座しています。御祭神は、水の神である高龗神を祀っています。創建は不詳ですが、明徳3年(1392)社殿が再建されたとの記録が残っており、大正15年(1926)10月14日に都農神社の末社の指定をうけました。
本殿の背後には不動の瀧があり、農耕(雨乞・日乞)とともに、明治期の「神社明細帳」には耳病平癒の神としての信仰が記載されています。拝所には今も大小様々な石が奉納されており、耳の病にかかった人達が早く治るようにと祈念し、浜で穴の開いた石である「浜下り石」を探し出し奉納しているものです。
昭和31年(1956)から昭和33年(1958)にかけて氏子・崇敬者などから参道石段、本殿と拝殿の新築の寄進を受けます。平成7年(1995)3月に拝殿改築及び鳥居の寄進を受け現在に至っています。